どうなるこの先の働き方?
こんにちは、6月に入って新型コロナウィルスが日本では落ち着きを見せてきました。
みなさん、自粛が解除されて働き方は以前と同様に戻りましたか?
自粛期間中は一度リモートワークになったのですが、それが解除になってまた通勤することで出勤再開うつ(アフターコロナ鬱)というものが流行っているそうです。
さて、今回はだいぶ技術寄りな話になってきます。
リモートワークの定着率はまだまだ見えないところですが、IT関係の皆様は定着しそうでしょうか?
このリモートワークですが実現を阻むいくつかの障害の1つにセキュリティがあります。
PC持ち出して無くしたらどうしよう、セキュリティの無いネットワーク外での心配など色々とあると思います。
そういった状況の中、一躍したのが仮想デスクトップ(VDI :Virtual Desktop Infrastructure)の技術かと思います。
遠隔地にあるPCにリモートでアクセスしてそこで業務を行うというものですが、ネットワーク環境さえしっかりしていればセキュリティレベルも高く、どこでも働ける環境ができるのでとても便利です。
シンクライアント(必要最低限な機能のみしか持たないPC)は一昔前からありましたが、近年ではゼロクライアント(入出力しか機能を持たないPC)というものがあります。
ゼロクライアントはWindowsなどのOSも持ってないのでそのPCではテキスト作ってファイルを保存することさえもできないです。
キーボードとマウスのみで遠隔地にあるPCを操作するのみに特化しており非常にセキュリティが高い構成です。
ゼロクライアントは通常のPCと違ってほとんど機能を持ってないので非常に安価になってます。(dellのゼロクライアントは3万円台)
その操作する対象のPCも最近ではアマゾンが提供するAmazon Workspacesサービスがあります。
Amazon Workspacesではどの程度のスペックのPCを選ぶのかで月額のコストが決まってきます。
当社でもゼロクライアントとAmazon Workspacesの組み合わせで環境を構築して試用してみました。
一昔前はリモートアクセスでPCを操作するのはネットワークの遅延などでイライラとすることもあったのですが、現在ではもはや通常のPCと遜色がないので驚きました。
ゼロクライアントとAmazon Workspacesの組み合わせでは初期コストは安いのですが月額のコストがかかってきます。
開発用の高いスペックのマシンを構築しようとするとおおよそ月額1万円程度かと思います。
1年使えば1台PCが買えるくらいになってきます。
ただ期間が限られてる仕事や時短や軽作業はコストとしては安くなるのでとても費用対効果が高いので向いてると思います。
またリモートワークで費用がかかってでもセキュリティを高めたい場合にも効果的です。
もしリモートワーク環境が整ってない会社さんは一度会社へ提案してみるのはいかがでしょう?
こういった技術の進化とこの先の未来を見据えていくと近い将来はPCを持つことはなくなっていくと思います。
ネットワークも高速化され、常にクラウドに接続されるようになり、スマートグラスのようなウェアラブルデバイスにPCが置き換わることが予想されます。
働き方がさらに変わってきそうでワクワクしますね。
早くそういった時代が来て欲しいです。
ではみなさんコロナには十分に気をつけて、また次のコラムで!